最初はプジョーという選択肢は頭の中にありませんでした。「ミニバン」という「普通」「日常的」といったイメージから脱却したかったのでしょう。そして前の車「TT」とすれ違うたびに味わう寂しさ。かといってまたTTを買うわけにも行かない。そんな自分を慰める意味でもここはひとつ「屋根のあくヤツ」もしくは「今流行のプレミアムコンパクト」にしてみようか。というのがことの始まりでした。
検討は昨年10月ごろより始まりました。当初「スマートカブリオレ」なんかいいなあと思っていたのですが、ヨメさんの「私ら乗られへんやん」の一喝で消滅。4人以上乗れることが条件となってしまいました。その段階で307CCとサーブ9-3カブリオレ、PTクルーザーカブリオレ、ビートルカブリオレが候補になりました。後者2つがヨメさんにより(まるい車が嫌いらしく)却下、サーブは後輩が乗っているので却下。オープンカー部門の候補に307CCが上がったのでした。そのほかの候補としてBMW120i、Cクラススポーツクーペ、アウディA3スポーツバックがありました。BMWは割高感が払拭できず、ベンツにはまだ乗りたくなく、最終的に307CCとA3の戦いになりました。
実はA3は試乗していません。307CCは雑誌でよんだことがあるなあといった程度の認識しかなかったので、はじめて実物を見たときの感激、もちろん屋根が開くこともですが、内装の質感もよく「一目惚れ」でした。正直なところプジョー車には質感に対していいイメージがなかったので、そのギャップが購入の引き金となりました。
というわけで12月23日、チャイナブルーのCCプレミアムが我が家にやってきたのでした。